「いじめ問題について」
ある中学生の自殺を引き金として、昨今このいじめ問題のニュースが毎日のように報道されている。
この自殺した父親がそのまま声を上げなかったら、こんなに大きな話題にはならなかっただろう。しかしこのいじめ問題がはるか昔からあったのも事実。
公立の小学校、中学校においては広げた地図に赤い鉛筆で学区の区分をした、そのためここの住所の子供は強制的に進学する学校が決められてしまう。
強制的に決められた学校に行くと、今度は強制的に30〜40人のクラスに分けられてしまう。
で、ここからこの30〜40人の学校生活が始まるのである。
人は10人10色と言うように、誰一人として同じ人間はいない、頭のいい人悪い人、身長の高い人低い人、・・・・・いじめっこいじめられっこ・・と。いじめられっこという言い方は良くないな。好きでいじめられっこになる人なんていないんだから。
で、問題はこのクラス内での人間関係をどう築いていくかなんです。
動物で例えればクラスの中にはライオンもいれば、もしかしてウサギだっているかもしれません、もちろんウサギはライオンに食べられてしまいます。でもウサギはなんにも悪いことはしていません。ライオンは食べたウサギに対して悪かったなんて思わない。
食べられたくなかったら、ライオンのいないクラスに行くしかないんです。それとも人間形成ができていない子供にはちょいと難しいが世渡り上手になるしかないんだろうと・・・
ライオンは食べれる獲物を探しているんだから。
で、いじめる人間といじめられる人間との間に最初はなにがあるんだろう?最初はきっと些細なきっかけに過ぎないと思うんですが。
初対面でこの子ならいじめられれるって思う人はいないだろ。
長く一緒に生活をしていく過程でその人その人の人間性が分かってきて、ちょっとした些細なことをきっかけとして、強いものは弱いものを・・・もしかして弱いものはもっと弱いものを・・・という構図だってあるかもしれません。